【映画公開情報】ガーンジー島の読書会の秘密

映画配給会社のキノフィルムズ様から、2019年8月30日全国公開予定の映画『ガーンジー島の読書会の秘密』のお知らせをいただきました。

既に、読書会でチラシ配布をしているのですが、紹介記事をアップするのた大変遅くなってしまいました。

原作は既に絶版になっているようです。

まさか、映画のタイトルに“読書会”というキーワードが入ってくる作品があるとは。

ストーリーは、第二次世界大戦終戦後のイギリスです。

人気女性作家のジュリエットは、とある本をきっかけにガンジー島の読書会メンバーと手紙のやり取りをすることになります。

そこで、戦争中ドイツのナチス軍に占領されていたガンジー島では、密かに読書会が開催されていた事を知ります。

当初、読書会というのは、実は窮地を避ける為のその場の思い付き。

しかし、読書会という集まりを続けることで、食べ物もなく、ナチスの厳しい監視下の中で、唯一安らげる時間を過ごすことができたのでした。

早速、取材にガーンジー島を訪れたジュリエット。

読書会のメンバーは一見、彼女をとても温かく迎えてくれているよう。

ところが、読書会の主要メンバーだったエリザベスについては、誰もが多くを語ろうとせず、何かを隠している様子です。

彼らは一体何を隠しているのでしょうか?

印象的なのは、ジュリエットがガンジー島に着いて文通相手と話しているときの何気ない一言。

“本はあるべき人のもとへ行く”というようなセリフ。

(うろ覚えですが、このような表現がありました。)

ストーリーには直接関係ありませんが、本好きな人にはこれはすとん、と心に響きました。

そして、今も昔も“読書”とは、全く興味のない人には、睡眠導入でしかないのは、万国共通!と、読書好きは思わずクスリと笑ってしまうシーンも。

どんな読書会だったの?という読書好き・読書会好きの方だかではなく、純粋の映画好きの方も楽しめる作品だと思います。

映画を通して、戦争、人種や差別など様々な社会問題が一つのストーリーの中にはらまれています。

ただ、どれも直球にのしかかってくるのではなく、作品を通してインクのように滲んで伝わってきます。

最後に、ジュリエットがとにかくカワイイです!