主催者おすすめ児童書~その1~
一番好きなジャンルは児童書なので、好きな本を挙げたらキリがありません…。
特におすすめしたい、児童書をご紹介します。
●はじめてのおつかい (作:筒井 頼子/絵:林 明子)
「赤ちゃんの牛乳を買ってきてほしい」とママから頼まれて、はじめてのおつかいにチャレンジする、みいちゃん。
近所のお店に牛乳を買いに行く。ただそれだけのことが、5才のみいちゃんにとっては、大冒険。
自転車や坂道など、大人が気にならない一つ一つがみいちゃんにとっては、試練の連続。
せっかくお店に着いたのに、なかなか牛乳が買えないみいちゃん。
子供の頃、自分から大人に声をかけるのって、すごく勇気が必要だったよね、
と思い出させてくえる、素敵な絵本です。
●こんとあき (作・絵:林 明子)
あきは、キツネのぬいぐるみの「こん」が大好き。
「こん」は大好きなおばあちゃんが、子守役にプレゼントしてくれた大切な友だちです。
ところが、いつも一緒だった、「こん」は、あきが大きくなるにつれ、ほころびてしまい、
「こん」を治してもらうために、砂丘のあるまちに暮らすおばあちゃんを訪ねていきます。
無事に電車に乗ることができたのに、お弁当を買いに行った「こん」が戻って来ない!どうする、あきちゃん?!
ストリーだけでなく、林 明子さんの描く優しいイラストが大好きで、
その中でも『はじめてのおつかい』と『こんとあき』は特におすすめです。
●ルドルフとイッパイアッテナ (作:斉藤 洋/絵: 杉浦 範茂)
読むと、不吉とさせる黒猫が好きになってしまいます。
リエちゃんと楽しく岐阜で暮らしていた、飼い猫のルドルフは、
魚をくわえて逃げているときに、トラックに乗ってしまい、
気づいた時には、なんと東京に!
そこで出会った、強面の大きな猫、イッパイアッテナとの野良猫生活が始まります。
イッパイアッテナは人間の文字の読み書きができるので、
給食の献立を読んで、給食のおこぼれをもらいに行ったり…。
この本の影響で、大人になるまで、
岐阜県=ロープウェイ=ルドルフとイッパイアッテナ、というイメージしかありませんでした。
どれも小学校低学年までに読める作品です。
大人になってから読み返すもよし、お子様がいる方は、
是非、親子で楽しく読んでみてください◎