主催者おすすめビジネス書~その1~
最近のビジネス書って、文字が大きく余白も広いと思いませんか?
読者にとても親切だと思います◎
あまり、ビジネス書は得意ではない!
という方でも読みやすい本をチョイスしてご紹介します。
●君に友だちはいらない (著:瀧本 哲史)
ペットボトルのお茶を買いたくなったら、一番近くの自動販売機または、コンビニへ。
その際に、“絶対にこのメーカーのお茶しか飲まない!”と、探す人は少数派だと思います。
これは商品は、コモディティ化している証拠です。
モノだけではなく、人材もコモディティ化していく21世紀。
そんな時代を生き抜くには、友だちよりも仲間が必要と説く本著。
“SNSで、友だちの数を競ったり、ラインの既読に一喜一憂したり、居酒屋やシェアハウスで、愚痴を言い合ったり、
そんな、「友だち」ごっこは、やめにしないか、
人生の無駄遣いである。”というフレーズが最も印象的です。
●誰がアパレルを殺すのか (著:杉原淳一、 染原睦美)
フォローしている、ブロガーちきりんさんが推薦していたので、手に取りました。
アパレル業界と百貨店の斜陽の背景を、非常にコンパクトにまとめてくれています。
工場を海外に移して原価を下げても、店頭に並ぶまでに時間を短縮されても、
部分的にユニクロの真似するだけでは、
大手アパレル企業は自ら首を絞めているだけなのです。
一方で、いまや老舗の三陽商会やワールドよりも、
はるかに時価総額の高い新星のアパレル企業も立ち上がってきています。
“このブランドの服が着たい!”と最近思ったことがない。
そんな経験に思い当たる節があれば、是非読んでみてください。
アパレルと百貨店のいずれも、学生時代にアルバイト経験があった為、
その斜陽はよく分かっていると同時に残念な気持ちになります。
15年くらい前は、背伸びしてお金を出せば、10年近く着られる、
生地・製法の洋服が手に入ったことが懐かしく感じます。
読んだ時期もタイミングも全く異なりますが、
『君にともだちはいらない』と『誰がアパレルを殺すのか』は、
内容がリンクしている部分があるは、2冊を読んで、だいぶ時間が経ってから、
気づかされました。