主催者おすすめ児童書~その2~
年齢がモロにバレてしまいそうですが、
主催者の小学生時代に図書館でズバ抜けて人気すぎて、
今なお鮮明に記憶に残る児童書をご紹介します。
●よい子への道 (作/絵:おかべりか)
“これを読めばよい子になれるバイブル!”というキャッチコピーで、
〇〇なとき、してはいけないこと~がシリーズでひたすら続いてる作品。
ものすごい下らないし、大人が読むとシュールすぎる。
それが、子供のころにはなぜかハマる感動的なアホらしさ。(褒めている)
今でも忘れられられない“してはいけない”は、
留守番のときにかんてんゼリーをお風呂で作ると、
お客様が家に来た時にみんなでにおいを嗅ぐです。
文字にすると面白さが全く伝わらない児童書の代表例だと思います。
“してはいけない”という言葉は、非常にネガティブなのに、それを振り切って超ポジティブ。
図書館の貸し出しが人気過ぎてずっと順番待ちだった理由に納得します。
●となりのせきの ますだくん (作/絵:武田 美穂)
朝おきると学校にいきたくない。お腹痛くならないかな。ずるやすみをしたい。
みほちゃんを悩ませるのは、席替えでとなりのせきになった“ますだくん”。
毎日ちょっかいという名の意地悪を繰り出してくる“ますだくん”。
ところが、みほちゃんがとっても大事にしていた、いい香りのする鉛筆を
“ますだくん”が折っちゃったとき、事件は起こり…。
ビビットな色遣いと、表紙のますだくんのインパクトがありすぎるので、
記憶の片隅に見かけたことがある、と思う方も多いのではないでしょうか。
なお、ますだくんシリーズと同じ作者の『スーパー仮面はつよいのだ』
という絵本も同じくらい面白いです。(こちらはかなりマイナー。)
『となりのせきの ますだくん』が20代前半の人に通じなかったとき、
非常に強いジェネレーションギャップを感じた苦い経験も…。
いつか、児童書だけの読書会もできたら、楽しそうですね。
需要あるか心配ですが、東京都内開催ならなんとかなりそう…。