【映画感想】メアリーの総て
以前、株式会社GAGAさんから、映画公開のお知らせをいただき、当HPでも紹介をした、映画【メアリーの総て】が、いよいよ2018年12月15日(土)に公開されました。
さっそく、新宿のシネマカリテに公開初日に鑑賞にいきました。
公開初日ということもあり、とてもこだわった立体POPのようなセットで大々的な宣伝が!
ゴシック小説の古典的名作「フランケンシュタイン」の作者、イギリスの女性作家メアリー・シェリー人生にスポットを当てた映画です。
結論から言うと、鑑賞して本当によかった!と思います。
なぜ、ここまで鑑賞後の満足度が高かったかを振り返ると、それはピンポイントに2年間にスポットを当てていたからだと思います。
主人公の幼少期から晩年までを盛り込もうとすると、どうしてもその分時間をとられます。映画というのはだいたいどの作品も120分程度と尺が決まっています。欲張るとどこかの部分が薄くなりがちです。
一方、【メアリーの総て】は、メアリーが恋人のパーシーと駆け落ちしてから、「フランケンシュタイン」を出版する18歳までの2年間に絞っているので、ひとつひとつの出来事が非常に濃く演出されます。この2年間で、こんな事件が次々起こったの?!ととにかく、目が離せません。登場人物も絞られているので、話が広がりすぎることもありません。
最後に、メアリーの恋を主軸とした映画かと思いきや、女性の自立や権利についてのメッセージ性を強く感じました。“選択をすれば、結果が伴う”という、メアリーの台詞が印象的です。
新宿シネマカリテに掲示されている、解説が結構面白いので、劇場に足を運んだ方は、そちらも是非みてください。
公開初日の一番遅い上映時間なので、ゆっくり鑑賞できました★☆★