【映画感想】MOTHER マザー

予告映像を見て、これは絶対観る!と決めていたので、7月3日(金)公開直後に早速、東宝シネマズ新宿で一人映画してきました。

映画MOTHER マザー

実際の起きた、17歳少年による祖父母殺害事件をベースに作られた作品です。

ネグレクトの母親(長澤まさみ)に育てられた息子の周平。

働かずにパチンコ三昧、実家や妹に金の無心をするときに、息子を使う母親。

周平を小学校にも通わせず、連日一人で放置して、自分はホストクラブを渡り歩く母親。

なのに、実の父親が一緒に暮らそうと言ってくれたのに、母親といることを選んでしまう、周平。

“えー!お父さんのところに逃げなよ!”と映画で思わず叫びたくなってしまうのですが、ここで逃げないからこの映画はリアルなんです。

17歳になって働けるようになっても、まだ母親との生活を続ける。まさに共依存の関係。

生活が荒み社会から孤立していく。

自分もいつこの状態に陥るか分からない背中合わせの世界だと、背筋が寒くなります。

長澤まさみさんが、とにかく好きな女優さん。

本作品では海街diaryで仲良し姉妹を演じていた夏帆さんに悪態をつきまくるので、両作品を観ているとギャップが凄まじい。

観るなら圧倒的におひとり様でを推奨します!

【映画予告】

映画の原案と言われる作品『誰もボクを見ていない なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか』がポプラ社から出版されているそうです。

そちらも読んでみたくなりました。

現在映画館では、席が一つ飛びでしか座れなくなっているので、ゆったり鑑賞できます。

ひとり映画好きには有難い環境です◎