主催者おすすめ児童書~その3

最近、書店で激推しされていた『おどりたいの』という児童書。

この絵本を読んで、バレエを題材にした児童書が大好きだったことを思い出しました。

たくさんあるけれど、印象的な三冊をご紹介します。

●おどりたいの (作:豊福 まきこ)

おどりたいの

森の中にあるバレエ教室を、憧れの目でのぞいていた子うさぎの女の子。

バレエ教室の人間の女の子たちに迎え入れられ、一緒にレッスンを受けることができました。

ところが、うさぎの女の子は、少女たちと一緒に発表会の舞台で踊ることはできません。

そこで、他の子うさぎのたちと森のバレエ発表会を企画して…。

森に咲く花の花びらで、子うさぎがバレエ衣装のチュチュを作る絵がとても可愛いです。

 

●うさぎのくれたバレエシューズ (安房 直子/絵:南塚 直子 )

うさぎのくれたバレエシューズ

小学校低学年の時に読んで、ドハマりした懐かし一冊。

『おどりたいの』とは正反対に、主人公はバレエ教室に通う女の子。

バレエが好きなのになかなか上達しない彼女に、とあるプレゼントが届きます。

満開の桜の木のふもとで、女の子がうさぎたちとシーンの絵が圧巻です。

 

●バレエのすきなアンジェリーナ

(作:キャサリン・ホラバード/絵: ヘレン・クレイグ)

バレエのすきな アンジェリーナ

踊りが大好きで、一日中あらゆる場所で踊っているアンジェリーナ。

ついに両親がチュチュをプレゼントしてくれ、バレエ学校に通わせてもらえます。

バレエに夢中になっていくアンジェリーナ。

シリーズも複数作品出ています。

バレリーナ・マドモアゼル・アンジェリーナへの成長していく過程での、バレエ学校の友人アリスや弟との物語は読み始めたら止まりません。

そして、児童書とは思えない繊細で美しいタッチの絵も魅力的です。

 

今ではかなりポピュラーですが、ひと昔前はバレエはごく一部の人しか習えない憧れの習い事でした。バレリーナが持つ華やかなイメージと少女の可愛らしさ。

バレエって児童書の題材として最適だと思います。

実際には習えなくても、絵本を見て想いを馳せていた、子供時代を思い出します。