板橋区立美術館で開催中『だれも知らないレオ・レオーニ展』
三連休中に板橋区立美術館で開催中の『だれも知らないレオ・レオーニ展』に行ってきました。
成増駅からバスという少々不便な立地のせいか、三連休中で要予約(15分刻み)にしているのに、当日でもどの時間帯もガラガラ余裕の予約可という状況でした。
ゆっくり鑑賞できるし、一部の撮影可能だったので、これはこれで良いな、と思いました。
教科書に載っている『スイミー』など絵本で有名なレオ・レオーニですが、本展示ではレオ・レオーニが広告代理店でグラフィックの仕事をしていた時代の作品も多く展示されていて、それがとても魅力的でした。
例えばカンパリの広告グラフィックの提案に、レオ・レオーニが自ら持ち込んだ作品がコチラ↓
“カンパリを持っていれば子供たちも集まってくる”というコンセプトは令和の世の中的にはアウトなんでしょうけども、今でもこういう洋酒の宣伝ありますよね。
レオ・レオーニの作品を見ていると、ハイボールのトリスおじさんを考えた人はレオ・レオーニの影響受けてない?と思ってしまいます。
残念ながらカンパリの広告としては不採用だったそうですが、きちんと原画が保管されているのがスゴイですね。
私のお気に入りはヤスリのグラフィック広告です。
今でもある四コマ漫画風(実際には三コマですが)の広告です。
独特のユーモアなタッチが好き。
企業広告だから仕方がないのですが。ネズミのデザインの方をポストカードか何かミュージアムショップでグッズ化して欲しかったです。
本展示を見ると、レオ・レオーニの才能の豊かさがこれでもか!と伝わってきます。
会期が来年の1月上旬までと長いので、是非行ってみてください!