【開催報告】第68回ごきげんな読書会※課題本『彼女は頭が悪いから』※

2023年3月12日(日)第68回ごきげんな読書会を開催しました。

参加者10名(男性7名・女性3名)で、今年初めての課題本読書会でした。
課題本は、姫野カオルコ著『彼女は頭が悪いから』でした。

本作品は、2019年に上野千鶴子氏の東京大学入学祝辞で紹介され、東大生協で最も売れた本とされています。

当読書会でも、過去に紹介されたことがあり、この本を最初の読んだ時に、猛烈に思い出したのは就活のことです。

某総合商社の1DAYインターンシップで、6人グループに振り分けられた際の自己紹介で、嬉しそうに大学名を言っていた、あのメンバーの笑顔。



そこで、兼ねてから所謂“高学歴”と呼ばれる人々にこの本の感想を聞いていみたい!

という、主査者の黒い思惑があり、今回は課題本読書会開催に至りました。



通常読書会と同じように募集はかけましたが、半分位はリピーターさんの中から、主催者が指名をさせていただきました。

快く参加してくださった皆様、ありがとうございました!!

ちなみに指名で来ていただいた方は、東京外国語大学、神戸大学、東北大学、慶応義塾大学×2の皆様でした。
偶然ですが、主催者と同じ中央大学出身者(しかも別の高校だけど附属内部進学)、私立TOP女子校から立教に行った方も来てくださりました。

【開催報告】第68回ごきげんな読書会


毎度当たり前ですが、集合写真全部『彼女は頭が悪いから』です。



出た感想・意見の一部を紹介します…

〇美咲はなぜこんなに主体性がないのか?

→本人の性格の問題ではなく、育った家庭が“女の子なんだから”や、“あなたは◇◇◇ちゃんとは違うから”と言われ続けたせいで、アイデンティが育たない。
 そこに【東大生の彼女】という肩書ができたことで、関係性が悪化した後も、つばさとの関係を断てなかったのではないか。
 そして、それがそのままタイトルの『彼女は頭が悪いから』に繋がるのではないか。



〇つばさ始め、加害者側男子学生の親にバッシングが向かないのはなぜか?

→日本だと、育てた親に世間が責任を厳しく問うことが多いが、本事件に関してはそれがないのが不思議。
 社会の要職側についている親が多いので、当然報道バイアスがかかる。
 インターネトやSNSでのバッシングが今よりもどこまで広がっていなかった挟間の時期だったから?
 本のように、被害者側と加害者側の生い立ちからストーリーを知らず、事件の結果の報道だけ聞かされた場合受け取り手の印象が変わるかも?
 ここは、結構意見が割れましたね。




〇なぜ、美咲は“東大を辞めること”を加害者側の男性達に求めたのか?

→彼らが最も心の拠り所にしていた【東大生】という、アイデンティティを取り上げたかった。
 周囲の大人の入れ知恵の可能性大。受け身の美咲が、自分でこの結論にすぐに辿り着くとは思えない。
 東大を辞め沙たら、東大から犯罪者を出さずに済み、ある種“東京大学ブラン”は守られたのではないか。
 “東大を辞めることを求めた時にスカッとした派と、モヤッとした派に分かれて、それも面白かったです。


★ちなみに派生した話でこんな質問も★

●受験のために予備校や進学塾に通っていたか?(作中にSAPIXがややディスられ登場する話から)

→栄光ゼミナール、関西ローカル塾、SAPIX、市進、日能研、河合塾、全く行かずに行けるランクの学校を受けたなど、ここも回答はばらけました。



●子供の頃、親に勉強しろ!と言われたか?(結局は、育ちの環境が最も影響しているという話から)

→こちらは言われた方が1名だけでした。意外な結果ーと思いつつも、主催者も言われない家庭でした。



ちょっとどこまで書いてOKラインか分からないので、この辺にしておきますが、普段なかなか聞けない事、公には話せないことも、ディスカッションできて、とても濃い時間を過ごすことができました。

今年2023年は、ごきげんな読書会開催5周年のanniversary yearです。

通常の読書会と並行して、課題本や場所を変えての開催などを企画していきます。

今回の課題本読書会もは無事開催できて、大満足でした!でも、この作品をテーマにした会は1回キリでもうやりません。

4月は、ぐーゆる読書会の主催者様と共同企画でお花見読書会の開催が決まっています。(既に満席🌸)

通常の自由紹介型は4月9日(日)と 4月23日(日) に行います。

お申し込みは、以下フォームからお願い致します。
⇒⇒⇒⇒https://gokigenna.com/sample-page/



2023年も読書好きの皆様とお会いできることを、とても楽しみにしています◎